手の平の中

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俺は恥ずかしがり屋の裕也の為に目を細め、 「じゃあ、しちゃおうかな」 手の平の中の朱の散る裕也の頬に口付けた。 そのまま唇を滑らして、裕也のそれに到達すると薄く開いたそれを包み込むように唇で唇をしっかりと覆った。 吐息も、声も、全部俺が飲んでやるから。 滑らした左の手の平で触れた裕也の内股はやはり場所なだけに太い血の流れが感じられた。 ひどく、そこはとても熱かった。
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