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冬「ねぇ、あのじゅんって言う人大丈夫なの?」
僕は後ろで揉みくちゃになっている淳?さんと、まだ追っかけてくる親衛隊レベル5の人の波を見て思わず頬を引き攣らせながら聞く。
そして奏はサラリとそれにたいして返してくれた。
奏「あ?淳?・・・知らん。あーゆーのはあいつが一番慣れてるはずだ。」
会長?!「はず」なの?信憑性が薄らいでるよ?!
奏「ん、何か文句でもあるのか?」
いえ、文句があるのは惇さんだと思います。
うん・・・言わないよ。
いや、言えないよ。
一応会長だし喧嘩強そうだもん・・・
ってもんはキモイよね、ごめん(自覚なし滅びろ///)
えと、とにかく今は自分と会長と時間を守るだけに専念しようと思う。
そう思った矢先頭一つ分くらい大きい奏が僕を少し見下ろして話しかけてきた。
奏「もうすぐだ。職員室に駆け込め。」
そう言われて瞬時に職員室の扉を開閉する。
さすがにここまで入っては来なかった。
逃げ切ったと安心したからか疲労感で思わず座り込んでしまった。
職員さんが唖然として見る視線が感じられる・・・しかも僕は私服だからか余計まじまじと見られてる気がする。
そんなに見ないでよ(泣)
なんて暫く職員室の空気が完全に止まっているのを喫煙ルームから一人の男の人が出てくる。
真っ白なスーツ、チェーンネックレス等シルバーアクセサリー。
なんでホストさんが学園にいるの?
「おお、会長と転校生。お疲れさん。」
む・・・
「俺の名前は会長じゃねぇよ。」「僕の名前は転校生じゃありません。」
事実だからホストさんポカーンってするのはやめt「おい。」ん?
「もう仲ができてんのか?」
へ?仲って・・・
「っ///うるせぇ、ホスト!」
??
「俺はホストじゃなくて一瀬 樂(イチノセガク)だ。列記とした職員であり、一年Sクラスの担任だよバーカ。」
「えっ・・・」
職員なの?露骨に嫌そうな顔しちゃったじゃん・・・
「えってなんだよ。・・・そういやお前、試験で高い基準値を超えたからここに転入してきたんだよな?」
そういってニヤリと笑う。
あれ、危険な感じが・・・
「転校生、お前は俺のクラスだな。」
あれ・・・おかしいな。
僕の未来が灰色になった気分。
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