色々ありまして。

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冬「僕は、今16歳です。12月生まれの・・・」 奏「!・・・学年が違うじゃねぇか。」 冬「勿論、仕組んだ事ですから。知りたければ、理事長か・・・瑠衣に聞いて下さい。ここですよね、理事室。」 奏「なんで瑠衣を「失礼します。」 会長に問い詰められるのは面倒だから、理事長の挨拶で被せて聞こえないフリ。 会長は気づいてるみたいだったけど、溜息を吐くと僕の隣に並んだ。 ここはカメラ付きのインターフォンになっていて、僕もまだ理事長には会ったことがない。 「あ、冬くんに・・・ 会長だね。もうみんな揃ってるよ。」 奏「理事長、その俺の名前忘れた的な間を何とかして下さい。」 理「努力するよ。」 そう言って理事長は、クスクスと笑った。 そして会長の溜息が再び隣から聞こえた後、理事長は別件の言葉を発した。 理「そういえば冬くん。 ハッピーバースデー。そして帰国初日、おめでとう。 花はもう贈っといたから。」 冬「え・・・なんで・・・」 ・・・書類でも見たのかな? 何故か僕の誕生日と今日帰国したことを知っている理事長。 奏「理事長、冬とはどういう関係ですか?」 理「ん?顔合わせすれば冬くん・・・いや、冬もわかると思うよ。」 そう言ったあと、カチャンと鍵の開く音がした。 理「どうぞ、入って。」 言われるがままに、鍵の開いた扉を開けると・・・ 理「冬!会いたかった・・・あ、でも一年前と全く変わってないや。」 一瞬で抱きしめられた。 冬「ぅ・・・痛っ・・・い、です。」 息が・・・できない・・・
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