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結局パンは見つからず、空腹極まりない状態で学園に向かった。
少し探ったおかげで構造や施設は全て頭に入っているけど、学園の敷地内には、お金持ち校だと主張するかのように見事なほどすべての施設が揃ってるため、すごく広い。
まず正面門から入って右からいくと、
スーパー、レストラン街、ショッピングセンター、ホテルのような6階建ての寮、
それに対してハイテクな構造の6階建ての校舎、
スポーツエリア、娯楽エリアなど。
まるで一つの街・・・というかもうすでに美花葉街と呼ばれてる。
そんな学園の設立者、理事長には生徒会と教師以外、あったという人はいない。
存在さえ謎になっているが、噂では美少年で推定20歳前後だと言われている。
それにしても・・・
「疲れた・・・。」
ということで近くのベンチに腰掛けた。
すると、時々通り過ぎる生徒が僕をチラチラ見てくることに気づいてしまった。
仕方ないんだよ?
進学式に出ようと思ったら飛行機が欠航して、結局おかしなタイミングで入学しちゃっただけだし・・・
言っとくけどもっと早い便で出なかったのはある意味僕のせいじゃないからね?
ってだれに抗議してるんだろ僕。
「ふぁぅ・・・眠い・・・」
今朝は早く起きたからか、ものすごく眠気が襲ってくる。
まだ、生徒会の人たちこないな・・・
僕はそのままボーッとしてる間に、いつの間にか寝てしまった。
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