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ー生徒会sideー
「終わったぁ~!」
「淳、もうちょっと静かに言えませんか?終わってない人からして見れば嫌味です。」
どうも。
新年度生徒会の副会長、佐倉 秋(サクラシュウ)です。
現在任命されてから初めての仕事で苦戦中なんですが・・・
会計の蔵瀬 淳(クラセジュン)がどうも煩いんです。
淳「んな刺々しいこと言わんといてや!嬉しいもんは嬉しいかて。仕方ないやろ?」
今度はキラキラのアイドル笑顔で言ってきました。
秋「黙れ東京生まれ東京住在の似非大阪弁大阪の方々に謝れ。」
おっとつい口が滑って本音が出てしまいました←
当然のことながら癪に触ったようで、笑顔を浮かべながらも青筋が浮かんでます。
淳「ハハハ、秋、いつもの敬語が綺麗さっぱり無くなっとるやん。・・・いま何つった?」
「おい。」
そのまま返しましょう。
秋「黙れ東京生まれ東京住在も似非大阪弁大阪の方々に謝れと言いましたが何か問題でも?」
「おi「問題大有りやなぁ。一発殴らせて欲しいさかい、立てや。」
その次の瞬間、拳を叩きつけたのは淳ではなく、ましてや叩きつけられたのも僕の身体でもありませんでした。
ガンッ、と大きな音がしたそちらを見れば、机に手をめり込ませた、一番権力を握る会長、風見 奏(カザミソウ)が僕達を睨んできました。
会長「副会長佐倉秋と会計蔵瀬淳今すぐここの窓から飛び降りろ。この下は森だ・・・死体はいつか俺が拾っといてやる。」
「「すみませんでした。」」
・・・会長には逆らえませんね。
と、言うのも、会長は初等部の頃に、会社を一握りで潰したという記録もあるくらい荒くれ者なんです。
それが今では教室でも生徒会室でも存在が近いという状況。
これからはもう少し注意しなければ・・・
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