入学なう。

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秋「っ・・・つ、着きました・・・ね。」 たどり着いたのは馬鹿馬鹿しいくらいに大きい正門の前に広がる、馬鹿馬鹿しいくらい広い広場・・・否、『美花葉街』。 4階からここまでの全力疾走は、広いだけあってキツいです・・・ 淳「転入生君、居らへんな・・・?」 キョロキョロする淳。当然のことながらみんな息が上がってい 奏「ジャスト8:30。まだ来てねぇんじゃないのか?」 ・・・ません。 秋「・・・なんで会長だけ息上がってないんですか?」 奏「あ?ただ走ってきただけだろ。」 秋「は・・・?」 貴方の身体の構造は一体どうなってるんです? そう会長を問い詰めようと思いましたが、瑠衣がコートを引っ張ってるので意識を瑠衣に向けることにします。 瑠衣「秋、あれ・・・転入せ・・・違う?」 そう言って瑠衣が指差した少し先に行くとベンチに寝転がり、この学園のブレザーを掛けられた男子がいた。 ジーンズを履いているのをみると、ここの生徒ではないですね。 秋「あのブレザーは、瑠衣がかけてあげたのですか?」 瑠衣「ん・・・寝てた、から・・・と、転入せーと、同じ顔、だった・・・」 確かに、瑠衣が言うように同じ顔ですね。
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