12人が本棚に入れています
本棚に追加
秋「っ・・・つ、着きました・・・ね。」
たどり着いたのは馬鹿馬鹿しいくらいに大きい正門の前に広がる、馬鹿馬鹿しいくらい広い広場・・・否、『美花葉街』。
4階からここまでの全力疾走は、広いだけあってキツいです・・・
淳「転入生君、居らへんな・・・?」
キョロキョロする淳。当然のことながらみんな息が上がってい
奏「ジャスト8:30。まだ来てねぇんじゃないのか?」
・・・ません。
秋「・・・なんで会長だけ息上がってないんですか?」
奏「あ?ただ走ってきただけだろ。」
秋「は・・・?」
貴方の身体の構造は一体どうなってるんです?
そう会長を問い詰めようと思いましたが、瑠衣がコートを引っ張ってるので意識を瑠衣に向けることにします。
瑠衣「秋、あれ・・・転入せ・・・違う?」
そう言って瑠衣が指差した少し先に行くとベンチに寝転がり、この学園のブレザーを掛けられた男子がいた。
ジーンズを履いているのをみると、ここの生徒ではないですね。
秋「あのブレザーは、瑠衣がかけてあげたのですか?」
瑠衣「ん・・・寝てた、から・・・と、転入せーと、同じ顔、だった・・・」
確かに、瑠衣が言うように同じ顔ですね。
最初のコメントを投稿しよう!