痛みの治療

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痛みというのは 大きく2種類あります。 ひとつは、実際にその場所が痛くなるもの。 怪我の直後や炎症の時に著明です。 そしてもう一つは脳で感じている痛みです。 病気に対する不安や苦痛から、実際は対して痛くないことも、痛いと感じてしまうことがあります。 前者の方には、もちろん適切な処置が必要です。 後者の方についても、もちろん適切な処置は必要ですが…… 本物の痛み止めを使わなくとも、痛みが治まることがあります。 もう一度いいますが、後者の痛みは脳で感じる痛みなんです。 ……ということは、痛みが良くなった気分になれば、一時的にでも、痛みを解消することができるんです。 というわけで、痛み止めと称して、ビタミン剤やブドウ糖など、いわゆる偽薬と呼ばれる薬を与えても、痛みが消えてしまう患者さんもたくさんいます。 恐ろしいですねぇ… もちろん痛みを止めても、根本的な原因をなんとかしなければ、再び痛みに見回れることになりますが、多くの患者は… 痛みが消えた=治った と勘違いしてしまい、通院予約をすっぽかして、後日悪化して受診して怒られる人もいます(^^;)
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