二十三話

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「水仙……知ってたの……?」 弱々しい今にも消え入りそうな声。 知ってた。 知っててお前に言わなかった。 こうなると思って……。 「…………太陽……信じろ! 姉貴は二股とかかけれるほど器用じゃねぇし。 二ヶ月で男見つけられるほど、器量もよくねぇ! 姉貴の性格をよく考えろ……」 何か色々頭の中読まれてるみたいで気持ち悪いけど、その通りだ。 「直接きいてくる」 こればっかりは男が考えても解らない 水仙の手を振り払い、蒲公英の家にむかって走った。
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