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虚ろいでいく彼に土筆は何とか弁解を求めたが水仙は取り合わなかった。
「違うんだ水仙、親父は……」
「おじさん。まずはこっちの問題を考えて下さい」
土筆は仕方なさ気に「ああ」とうなずく。
――別にあのジジイに最初から何も求めてない。
俺たちを家族とも見ない奴なんかに。
太陽……お前なら俺たちを見放さないよな……
水仙が何か悲しみに満ちた、すがるような、目で太陽を見る。
まるで、助けを求めてる様な。
透き通った青い瞳がずっと何か訴えている。
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