お前の婆ちゃんお前のパソコン売ってた

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街に向かって私達はゆっくりと空中を散歩してます。 ネコの男爵さんが出てきたら最高なんですけどね。 周りを見渡しますが私達以外飛んでる人なんて1人もいません。顔を下に向けると歩いている沢山の人達。 「メリーなんでみんな飛ばないの?こんなに気持ちいいのに!」 「うーん。あたしもあんまり分からないんだよね。でも多分みんな今までの暮らしで普通に空を飛べるなんて考えもしなかったからじゃないかな?なんか、違和感を感じるみたいとか…いままでと変わらず過ごしたいみたいな?」 私は少しポカンとした。メリーがまともな事言ってる。 「めぐるとりあえずコンビニにお菓子とか飲み物を買いに一回降りるかんね!」 いつの間にか街の真上に着いていたみたい。 ゆっくりと街に降り、メリーに手をひかれ、『なもなき王の墓』とナンセンスな名前のコンビニに入る。 なもなき王の墓ってwww どんなコンビニwww 「メリー私お金とか持ってないよ…?」 当たり前ですが、あの世のお金なんて持ってないです。寧ろお金とかあるのかな? メリーは大量のお菓子をカゴにバンバンぶちこんでます。 「大丈夫!メリーに任せなさい!めぐるはあたしと同じレモンティーでも大丈夫?」 「う…うん」 「10点でお会計4580円になります」 お金は現世と全く同じみたいです。只、メリーは財布を出す訳でもってなく、なんかクレジットカード見たいのを店員に見せてます。 メリーが大人だなぁ。私なんてクレジットカードなんて触ったこともないのに。 「MSJのメリーです」 店「領収書はどういたしますか?」 「日ずけ無しの名前は相坂で!!」 まさかの会社の経費ww 相坂さんwww乙wwww
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