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メリーは鳩が豆鉄砲をくらったかのように、びっくりしています。
「なんか叫びたい気分になっちゃって」
「痛かった…今のは痛かったぞぉおお!!!」
何故だか、メリーも叫びました。でも、なんでそれセレクトしたのかな?
「メリー、ここ最高だね!!」
そこからの景色は100万ドルの景色に負けず、劣らずの景色くらいに綺麗です。
100万ドルの景色とか見た事ありませんが。
「でしょ?二人だけの秘密だかんね!めぐる約束だよ?」
メリーは小指をピンとたて私に向けてきました。
私も小指をたて、お互いの小指と交差します。
「約束する!」
しばらく私達は、景色を眺めてました。
しばらくして、メリーがゆっくりと口を開きました。
「今からするこの話も私とめぐるだけの秘密だからね…」
私は黙ってうなずきました。
メリーは空を見上げながら、足をパタパタしながら話しだしました。
メリーは現世では、都市伝説『メリーさん』という幽霊だった事。
ニートになりかけてたメリーを神様が、境界線に研修に行ってこいと言われ境界線に来ている事。
行かなかったら消すぞって言われたらしい。
神様怖いなwww
そして、朔夜という男の人と過ごしたひと夏の話。
私はすべてを、聴き終わり、涙を流しました。
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