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ピンポーン
「ほーい!ほーい!!」
メリーはパタパタと玄関に向かって行きました。
朝から誰だろ?
そんな事を思いながらお味噌汁をすすります。
ドーン!!
凄い物音がしたと思った瞬間、玄関の方からリビングまでメリーが吹っ飛んできました。
何が起こったかも分からず、私は、すすったままの格好から動けません。
ドン…ドン…
鈍い足音が廊下の方から聞こえてきます。
何…変質者…とか?メリー大丈夫かな…動いてない…
硬直したまま動けません。
足音がもうすぐ側まで…
姿も…もう…
「おい…メリーさんよ…昨日コンビニ行ったよな…?あぁん!!」
すすっていたお味噌汁をいきよいよく噴き出しました。
あ…あなたは…
そう言い放つと男の人は片手を目の辺りまで近づけて、眼鏡をゆっくりとあげました。
あ…相坂さんーーーーーーーーーーーーー!!
朝からの訪問者は、片手に100tハンマーじゃないかな?ってくらいおっきなハンマーを持ち、瞳孔開きまくってる相坂さんでした。
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