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リビングの窓の前に体育座りになってひどく落ち込んでおります。
どうしよう…
今度何かしたら許さないって言われたのに…
ま‥回し蹴りなんて…
「めぐる大丈夫ぅ?元気だせ!とりあえず千豆食え!」
メリーは小さなチョコレート餅を私の手に握らせました。
メリー…ありが
メリーも握っていたせいか、チョコレートが溶けて手がベトベト…
溶けたチョコレート餅を口に放り込みます。
「すごく美味しいよ…」
メリーは私の肩に手をあてました。
チョコレートが肩にベタって
あれ?嫌がらせかな?
「めぐる大丈夫だよ。安心しな!msj基準38条、何かあってもお客様には手を出す事を禁ずる。時と場合によっては許可は降りる。msj基準85条、お客様を侮辱する事は禁ずる。だから、めぐるは何も悪くないのさ!相坂が悪い!!って事でめぐるの審査には影響ありません!」
メ…メリー!!!!!!
「ほんとにほんと…?」
メリーは私の頭をポンポンしながら
「あたしはくだらない事は言っても嘘はつかない主義なのです!」
安心し過ぎてメリーが天使に見えます
いや…その格好では無理があるか…
「ありがとね!メリー!ただ何時までも布団にくるまってるの?」
メリーは、はにかみました。
「いやぁ…真結びにしたら取れなくなっちゃったwwwwwむすんでwwwひらい…ひらい…ひらけねーんだよぉおおwwwww」
真結びになった紐をハサミで切ってあげます。
「わーい!!自由だぁああああ!!」
メリーは両手を後ろにしてリビングをくるくると走り回ってます。
ふと、時計に目がいくと8時半すぎ…
「メリー仕事って何時から?」
メリーは一瞬固まりましたが、すぐに部屋の方に走って行きました。
バタバタバタ!!
着替えたメリーがリビングに戻って来ました。
「ハァハァ…では!戦場に出向いて参ります!!めぐる殿は部屋の警備をお願い致します!では!戦じゃああ!!戦じゃあ!」
いきよいよく、メリーは窓から飛び出し、仕事に向かって行きました。
私は手を振りメリーを見送ります。
さて!お掃除でもしましょうかね!!
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