お前の婆ちゃんお前のパソコン売ってた

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相坂さんの話からすると、私は半年間メリーさんの家に居候するみたいですね。 嫌だな‥ 外に出て振り返ると、今居た場所はどうやら六本木ヒルズかな?ってくらい大きなマンション。 歩き出したメリーさんの少し後ろを歩きながら、辺りの風景を見渡します。 街並みは現世です。絶対現世モチーフです。 「やっぱ驚いてるみたいだね!あたしもそりゃ最初は驚いたよ!本当にあの世なのか?ってさwwwww」 ゴツッ!! 「あっ」 メリーさんは、私を見ながら歩いていたからか横顔をおもっきり電柱にぶつけました。 「メリーさん…大丈夫?」 「おのれ…光秀!!はかりおったなぁああああ!!!」 ぶつかった電柱に向かいながらメリーさんは叫んでます。 意味不明です。 私も大概、阿呆だと自覚してますが。メリーさんはもう‥ぶっとんでるみたいです。 「いてててて…大丈夫!大丈夫!!後メリーさんってなんか痒いからやめてくりwwwwwメリーでいいっすよ!!あたしもめぐるって呼ぶからさ!半年間宜しくおねげーしますwwwwてへりんこwwwww」 メリーはニコッと笑い私に手を伸ばしてきた。 「こちらこそ!よろしくね!メリー!」 メリーの伸ばした手に笑顔応える。 「じゃあ家に帰りますかいな!」 再び前を向き、歩きだしたメリーを私は追いかけた。
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