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僕の前を、何台もの車が駆け抜けて行く。 暑い…。 額に滲む汗を弾くように前髪を後ろに払う。 「もう少し」 店の中に居れば良かったかな? 後ろを振り返ると、コンビニの薄暗い店内がガラス越しに見える。 戻ろうか、 「…どうしよ…」 このままか。 駐車場の端の、歩道との境目には日差しを遮るものなんてない。
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