始まりの唄

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  「……っ」 息を呑み込む程。 階段の正面に回り込んで目にしたのは、それはそれは言葉に出来ない程綺麗な少女の姿だった。 「君も……ここに呼ばれて来たの?」 「……。」 勇気を持って話しかけてはみたものの、僕の問いに対しての返事はなく、ただその吸い込まれてしまいそうな瞳が反応してこちらを見ただけだった。  
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