始まりの唄

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聖杯から溢れ出す星の欠片。 それはこの地を包み込むように広がり夜空を照らしていく。そしてその星の欠片は彼女の躯にも、すうっと取り込まれていった。 普通では考えられない光景。その一部始終を目の当たりにした僕は漸く気付いた。 僕をここへ招いた"星の主"が彼女だったという事に。 星屑を運んできた騎士が天星宮を離れた後、それを決定的にさせる聞き覚えのある声が聞こえてきた。  
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