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その叫びとともに私は立ち上がる。
右目からはまだ血が流れていて、それが生きているって実感させてくれる。
それとともに右腕には血の紋章。
あまりにまがまがしい紅の刻印。いつ出来たのか、何故あるのか、分からない、分からないことだらけ。
でも、生きてる!
「ユキ?、死なない?、何で?
何で!!??」
喚き散らす祐希……、
いや、もう祐希の形を保ってはいない。
叫び、喚く度に形はぐちゃぐちゃに変わり続ける。
「ユキ!何で!!??
私と、、死のおよ!?」
「ごめん、祐希。
私は、イキタイ!!
生きていたいの!
だから……
あなたを、、、殺してでも、
私はイキル!!」
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