弐※執行者・祐希

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そんな私は今、平常高校にいる。 あの男、私の眼を抉った男に連れられて。 笑う気にもならなかった。 この場が私の闘う場になるなんて。 連れられたさきはただの教室。 お馴染みの机に椅子。 黒板代わりのスクリーン。 しかし、その四隅にあるのは、 黒き重鎮な円柱。 まがまがしさしか感じれないそれに、私は安心感をおぼえていた。 「やはり、そうか………」
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