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夢の男
突然そいつはやってきた
全く予期していなかった
雨の中でカッコつけた男が
ずぶぬれのまま笑ってた
車のライトが 不規則に
てらしていた
うかつにも視線を合わしてしまった
もはや にげ場を失った私は
ぐじゅぐじゅと靴音を
ならしながら
近寄ってくるそいつを
どうしようもなかった
作者Y
――――――――――――――
じつは続きがあったのだ
信号無視したそいつは
キキー――ッ!!!
車の手前で倒れてしまった
だいじょうぶですか
だいじょうぶですか
私と車の運転手は
男に問いかける
うめき声をあげながら男は人知れず ニッ! と笑った
だいじょうぶですか
だいじょうぶですか
―――――ニッ!!
だいじょうぶですか
―――――ニッ!!
…………………………………
この物語を受け取った〇年後の娘(私)の想像力とコラボした作品が次ページ。
変色したメモをまだ持ってた私。
お母ちゃんの傑作これで無くならないよー!
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