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「ブロウクンハーティッド」
サヨナラも言えなかった君があまりにも悲しい顔だったから
ほんの少しでいい
君の星になりたい
毎日逢うたび君は綺麗になっていく
そのたび僕から君は遠い人になっていく
でも君は僕の隣に居てくれた
笑っていてくれた
そんなある日君はテレビの中に入ってしまったねキラキラと光る飾りものの中に
そのぶん君は綺麗でどうしても欲しくなった
サヨナラも言えなかった君が綺麗なまま何も知らないままで
僕の隣に居てほしかったんだ
いつも笑っていてくれる君
いつものカフェで話していた
すると君は照れながら言った
『彼氏が出来たんだ』満面の笑みで
どうしてどうして君は離れてしまうんだ
君にとって僕は何だったのかな
淡い日々は薄い赤え
ただ信じられなくて信じたくなくて
サヨナラも言えなかった君が僕を恐れて泣いていたなんて
ただ好きだったんだ
好きと言いたかったんだ
だから僕は君の星になりたい
赤い手で君に触れてしまったから
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