・プロローグ

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ある公園で。 女①「あ~!マジこの髪型嫌なんですけど!あたしが思ってたのとイメージ全然違うし!」 女②「あははは。でも雑誌とは一緒になったじゃん。まぁ、この髪型はあんたには似合わなかったね。」 女①の髪を指さして笑う女② 女①「言われなくてもわかってる!…あぁ…お金返して欲しいんだけど本当!!あっ!そう言えば、昨日インターネットで調べてたんだけど、チョー気になるというか面白そうなサイト見つけたんだよね。」 女②「何々?何のサイト見つけたの?」 女①「サイトの名前は『納得屋』で何か、『納得できない事を納得できるように解決します。』って書いてあった。」 女②「何それチョー怪しくない?」 女②は怪訝そうな顔でそう言った。 女①「やっぱりそう思う?面白そうだなとは思ったけど、あたしもそう思ってメールは送んなかった。」 女②「それが正解でしょ。だって『納得できない事』ってたくさんあるし。美容院もそうだけど、理不尽な理由で彼氏に別れを告げられても納得できないでしょ。そう思うと『納得できない事』ってありすぎでしょ。」 女①「うん。てか、すっごい説得力ある説明!」 女②「でしょ。あたし天才かも。ってそうじゃなくて、そんなサイトにメール送ってお金取られたら嫌じゃん。」 女①「だねー。やっぱり送んなくてよかった。」 女②「そうそう。あっ!そう言えば、この近くにチョーおいしいクレープ屋があるんだけど行かない?」 女①「行く行く!」 女②「じゃあ決まり。クレープ屋GO!」 女①「GO!」 2人はそう言って座っていたベンチから立ち上がると、公園を出て行った。
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