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それを聞き、
雅「!そ、それじゃあ・・・。」
雅は目を見開き、震える声でそう言いながら三浦を見た。
鈴「そうです。『黒煙屋』は依頼を受けたんですこの人に。」
鈴はそう言った後、三浦の口をふさいでいた手を離した。
するとすぐに、
三「俺よりもこんな奴らのいう事を信じるのか!?」
三浦はそう叫んだ。
雅「そ・・・それは・・・。」
雅はどんどんと突きつけられる現実に、三浦のことを信じられなくなっていた。
そんな雅に、
三「何年の付き合いだと思ってるんだ!俺がお前を裏切るなんてありえない!そうだろ!裏切ったところで何がある!?」
三浦はどうにか信じてもらおうとそう声をかけた。
が、
鈴「往生際が悪いですね。悠。」
鈴がそう言った後、
悠「えぇ。これを見てください。」
悠は数枚の紙を雅の前に置いた。
雅は無言でそれに手を伸ばし、内容を見た。
雅「!!これは・・・。」
内容を見た雅は驚きで手をふるわせた。
悠「えぇ。これは『黒煙屋』とあの人がやりとりしたメールなどの記録です。」
悠がそう説明すると、
三「なっ?!そ、そんなバカな!どうしてそんな!」
三浦が慌てたようにそう言った。
そんな三浦に、
悠「確かにバカな事ですよね。これらをコピーして持っているあなたの行動。」
悠が馬鹿にしたような笑みを浮かべそう言った。
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