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そんな雅に、
悠(色々なことを一度に聞いて疲れきってますね。少し休ませたほうが懸命ですかね。)
悠はそう思いながら、
悠「今から今後のことを話していきます。が、大丈夫ですか?」
と聞いた。
すると、
雅「・・・大丈夫だ。話してくれ。」
雅は体を起こして一度大きく深呼吸をしてから悠を見てそう答えた。
その様子を見て、
悠(休憩は必要そうですが、本人がそう言うなら話をしましょう。)
悠は話ができると判断した。
そして、
悠「ではまずさっき見せたこの条件の書かれた書類にサインと印鑑を押してください。」
さっき雅の机においた書類を持ってきて話を始めた。
雅「・・・これにサインをすれば会社の建て直しのプロを紹介してくれると言ったが本当だな?」
雅はスーツの内ポケットからペンと印鑑を取り出しながら確認するようにそう聞いた。
悠「もちろんです。そちらに約束を守ってもらうのに私達がまず守らないでどうするんですか。」
悠は顔をしかめてそう答え、
悠「というより『黒煙屋』の事については書類にすみからすみまで目を通さなかったあなたも悪いんですよ。その書類はそれだけですから時間もあまりとらないでしょうし、どうぞゆっくり目を通してください。」
と続けて言った。
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