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悠「それはそれだけスリルを味わえる案件だからだそうですよ。『スリルを味合えればそれだけでお金をもらう必要がなくなるほどの達成感を味わえる!』と笑顔で言っていたそうです。もちろん無料というわけにはいきませんが、立て直してからもらう額を決めさせてもらうとのことです。ですが、通常の報酬よりもかなり安くすると言っていました。」
雅の疑問に一気にそう答えた悠。
それに対し、
雅「そ、そんなことがあっていいのか?」
雅は信じられないという様にそう呟いた。
悠「いいんでしょう。本人がそう言っているんですから。途中で投げ出したり、無理な報酬を要求する方ではないことはちゃんと保障します。・・・この方ではいやですか?」
悠がそう聞くと、
雅「いや、ダメなわけじゃない。ただ、信じられないだけだ。まさかそんな大物に頼めるなんて夢にも思っていなかったからな。というよりも頼むという事が頭にも浮かばなかった。」
雅がゆっくりと首を左右に振って答えた。
悠「まぁ、そうかもしれませんね。では、話をの続きを。・・・あっ、この方かなりにスパルタらしいのでそこは覚悟しておいてください。」
悠はそう付け加えるように言った後、一度メモに目線を落とした。
そんな悠に、
雅「・・・お前達は一体何者なんだ?」
雅は改めてそう聞いた。
予想外のことばかりが起こり、つい同じ疑問を口にしてしまったのだ。
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