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部屋から出た悠は玄関へ向かいながら、
悠(鈴に今から病院へ戻ると連絡しておきますか。)
と携帯を取り出すと、
悠「んっ?着信は言ってますね・・・先生?」
画面に冬慈からの着信を伝える画面が出ていた。
悠はすぐに連絡をした。
すると、
プ・・・ピッ!
ワンコールなり終わる前に、電話に出た。
そして、
冬『今どこだ?』
間を空けることなくすぐにそう聞いてきた。
悠(はやっ!?)
悠はあまりの早さに驚きながら、
悠「まだ山里の屋敷です。ですが、私だけです。鈴たちには先に病院へ戻ってもらいました。」
悠は冬慈の問いに答えた。
冬『そうか。もうすぐ屋敷の前に着くから乗れ。』
冬慈はそれだけ言うとすぐに電話を切った。
悠「急がないといけませんね。」
悠はそう呟き、すぐに携帯をしまうとダッシュで屋敷の入り口へ向かった。
それから数分後。
悠「はぁはぁ・・・。」
悠は息を切らしながら入り口へ到着した。
そしてあたりを見渡して、
悠(まだ先生到着してないみたいですね。)
と安堵していると、
プップー!
というクラクションの音がした。
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