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すると、
冬「この間ある奴が人手がほしいと言っていたからなそいつの所へ送ってやることにした。そいつのところ行けば根性を叩き直してくれるだろうしな。」
冬慈は不適な笑みを浮かべてそう答えた。
それに、
悠「・・・そ、そうですか。」
悠(わが師ながら恐ろしい。先生が今の笑みを浮かべている時は本当に恐ろしいですよね。)
恐怖を感じそれ以上詮索することができず心の中で奮える悠だった。
そんな悠に、
冬「話がそれたな。話を戻すぞ。今の話を聞いた限りじゃ山里が耐えられなくなるというのはなさそうだな。」
冬慈はそう言って話を元に戻した。
悠「はい。それは大丈夫そうです。でも・・・。」
冬「次は逆に無理をしすぎかもしれないな。」
悠「はい。頑張りすぎて倒れてしまうかもしれません。私もかなり頑張らす様な事を言いましたから。」
悠が『言い過ぎたかもしれない』という表情を浮かべそう言うと、
冬「きつく言うくらいが良い。自分が何をしたのかをしっかりと自覚させないと意味がないからな。」
冬慈がきっぱりとそう言いきった。
悠「そうですよね。」
冬「まぁ、倒れる前に月見が気付いてどうにかするだろうし、わしも合間に何度か様子は見に行く。」
悠「はい。よろしくお願いします。」
悠が頭を下げてそう言った所で、
ブルブル・・・
とポケットに入れた携帯が震えた。
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