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悠「そう言われればそうですね。」
冬慈の意見に頷いた悠はそう言って鈴へのメールを作成し、送信した。
そして送信した後、
悠「先生に言われたこともちゃんと送りました。」
悠は携帯をしまいながらそう言った。
冬「あぁ。・・・明日は病院へ到着する頃に連絡をいれる。」
悠「はい、わかりました。」
悠は返事をした後メモ帳を取り出し、今いわれた事をそこへ書き込んだ。
一通り書き込んだ後、
悠「あとは・・・何かありましたっけ?」
悠はまだ何かあっただろうかと考え、何も浮かばなかったため確認のために冬慈にそう聞いた。
冬「さっき言ったこと以外は特にない。」
冬慈はそう悠の問いに答え、
冬「お前達の仕事は明日で終わりだな。」
と続けて言った。
悠「はい。明日、律樹くんと絢子さんを会わせた後全員・・・別室で待機してもらう希有さん達も揃ったところで依頼完了の話をします。まだこまごました事は残っているので明日を除き、あと1回は会うことがあると思いますが。」
冬慈の言葉に悠は頷いた後、そう言った。
冬「そうだな。あぁ、そういえば今回の依頼金は底だぞ。」
冬慈は頷いた後、思い出したようにそう付け加えた。
それに対し、
悠「もちろんです。私達だけで解決していませんし、何度も危ない目にあわせたのに正規のお金なんてもらいません。」
と、悠は『当たりまえです』という様に言った。
冬「分かっているならよい。」
冬慈はそう言って運転へと集中した。
その横で悠は病院へ着くまで、依頼完了用の書類を作成していた。
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