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律樹と絢子の再会から約1時間後、
コンコンッ!
病室をノックする音が聞こえ、
友「・・・絢子。」
友子が希有と共に病室へと入ってきて、絢子の姿を確認するなり幽霊を見るような目をしてそう呟いた。
そして、
絢「・・・友子。」
絢子も友子が来るとは知らなかったため、いきなり現れた友子に驚きながらそう言った。
その次の瞬間、
友「!今まで何をしてたのよ!?・・・心配してたのよ。」
友子は走って友子に抱きつくと涙を流しながらそう言った。
それに対し、
絢「うん。ありがとう友子。心配かけてごめんね。」
絢子はそう言いながら抱きしめ返した。
そんな絢子の目にはまたも涙が浮かんでいた。
友「・・・元気、そうで、よかった。」
友子は搾り出すように、安堵したようにそう言った。
それから数分、そのままの状態でいた2人に、
希「友子、そろそろ絢子さんを離してあげろ。話は後でゆっくりしよう。じゃないと得屋さん達が困るだろう。」
と希有が声をかけた。
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