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希有に声をかけられた友子は、
友「あっ、そ、そうね。ごめんなさい。」
はっと我に返り、絢子から離れてそう言った。
そんな友子に、
鈴「先にお話されても大丈夫ですよ。」
悠「私達の話は後でも全然大丈夫なので。」
鈴と悠がそう笑顔で言ったが、
友「いえ、あとでゆっくり話をします。今、話を始めたらお2人をすごくお待たせしてしまうことになると思いますので。」
友子は首を横に振りながらそう返した。
その横では絢子も友子に同意する様に頷いていた。
悠「そうですか。では、先に話をさせてもらいます。あそこの机をお借りしても良いですか?」
悠はそう言って部屋の隅に立てかけてある机を指差した。
希「えぇ、大丈夫です。」
悠「ありがとうございます。鈴、準備をお願いします。私は話をしますから。」
悠は希有に礼を言って後、鈴に指示をし希有たちの方を向いた。
そして、
悠「では話を始めさせてもらいます。今回、私達に依頼をしてきたのは光希くんが最初でしたが、私達が正規に受けたのはその次に依頼をしてきた律樹くんです。ですが、今回の依頼はいろいろあり、特殊だったため依頼人は律樹くんですが、関わってもらった皆さん集まっていただきました。」
と話を始めた。
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