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希「!!どうしてですか?」
希有はまさかお金を払わないで良いといわれるとは思っておらず驚きながらそう聞いた。
鈴「希有さん達は正規の依頼者ではありませんから。希有さん達のことを解決したのは正規の依頼者である律樹くんの事を『納得』できるようにするために必要だったからです。だから希有さん達からお金はもらえません。私達の経営ルールを破ることになりますから。」
鈴は希有の問いに詳しく答えた。
希「そんな・・・。」
希有はまさかの事態に唖然としたようにそう呟いた。
すると、
絢「じゃあ、お金は律樹から受け取るという事ですよね?」
絢子がそう聞いてきた。
鈴「そうですね。」
絢「それなら律樹からのお金なら受け取ってくれるということですよね?」
鈴の答えを聞いて、絢子は続けて聞いた。
鈴「・・・はぁ・・・そうです。ですが、私達は自分達が提示する金額以上はもらえません。それは知っていてください。」
鈴は絢子の質問の意図がわかり、一度タメ息を吐いてからそう言った。
絢「わかりました。」
鈴「希有さん達もお願いしますね。」
鈴は絢子の質問の意図を理解し、友子と何か話をしている希有にそう言った。
希「鈴さんの言いたい事はわかりました。」
希有はニッコリと笑ってそう言った。
それを見て、
鈴(さっきとは180度違う表情ですね。今回こそはきちんとした代金しかいただきませんよ。)
鈴は嫌な予感を感じながらもそう心の中で決意した。
そして、
鈴「もう質問はありませんか?」
と話題をお金から変えたい鈴は話を続けることにした。
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