4188人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな光希に、
悠「・・・そうですね。光希くんの事件後、その先生は目に見えて衰弱していっているみたいですからね。」
悠は少し間を空けた後そう答えた。
そして、
鈴「他の先生は『生徒想いの熱心な先生だから目の前で生徒が自殺する姿を見てショックを受け、それを止められなかった自分を責めているんだ』と言われているみたいです。」
悠「教師を辞めると言ったときもすごい姿で辞めないよう止められる先生はいなかったみたいです。」
そう言った後、悠は1枚の写真を取り出し、
悠「これが今の姿です。」
と光希に写真を渡した。
横にいる律樹と高木もそれをのぞき見た。
すると写真を見た3人は、
光・高・律『!!』
あまりの姿に驚きで目を見開いた。
3人の見ている写真に写っているのは全体的にやせ細り、頬はこけ、生気のない青白い今にも倒れそうな顔をした男。
光「・・・これは・・・想像してたよりもひどいや。」
光希は自分の想像していた姿を超えており、驚きながらも写真をまじまじと見てそう言った。
高「・・・・・・・・・。」
高木はあまりの姿に言葉を発することができず唖然としていた。
最初のコメントを投稿しよう!