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3人が手を拭いている間に、
悠「ではこの書類は回収させてもらいます。」
悠は書類を回収して鈴に渡した。
悠「記入ありがとうございました。では、次の書類の説明をしますね。」
鈴が書類を受け取り確認をしている間に、悠は次の書類の説明へと移った。
悠「次の書類は読んでもらうと分かってもらえると思いますが、今回受けた依頼についての情報を一切外へは漏らしませんという私達の誓約書です。」
悠はそこで一旦言葉を切り、律樹の方を見ると、
悠「律樹くんには最初に同じような書類を渡しましたよね?今日はそれを持ってきてもらえましたか?」
悠はそう律樹に聞いた。
律「はい。えっと・・・これですよね?」
律樹はそう返事をすると、持ってきたカバンから最初にもらった書類を取り出した。そしてそれを悠に渡した。
悠「はい、これで間違いありません。この書類とそちらの書類の違いはこの書類には書かれていない『収集データも同様に外には一切漏らしません。』というのが書かれているか書かれていないかです。この書類はそちらの書類と交換ということで回収させてもらいます。」
悠はそう言って律樹が渡してくれた書類を自分のカバンへとしまった。
そしてそれとほぼ同時に、
『ドカッ!』
という音がし、ベッドに備え付けられているミニテーブルの上に紙の束が置かれた。
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