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光「・・・わかりました。」
光希はこれ以上何を言ってもダメだと分かり素直に頷いた。
そして、
光「じゃあちょっとだけ寝るね。」
そう律樹と高木に声をかけ、その後すぐに寝息が聞こえ始めた。
律「相変わらずの寝つきの良さ。」
高「ったく。光は無理しすぎなんだよ。病み上がりのクセに。」
と寝ている光希を見て呆れたようにそう言う2人。
そんな2人に、
悠「じゃあ私達はちょっと席外しますね。」
悠はそう言った後、鈴と共に大量の資料が入った袋を持った。
それを見て、
律「あっ!手伝います。」
高「俺も!」
2人は慌ててそう言ったが、
悠「大丈夫ですよ。それよりも私達がいない間2人でゆっくり話をしてみたら良いと思いますよ。」
鈴「そうですね。先ほどまでの会話を聞いていると結構2人は相性が良いみたいですしね。」
悠と鈴は笑顔でその申し出を断り、そう言って病室を出た。
それから約40分後。
車に資料を持ち帰った後、少し車の中で休憩と取り、書類などを再度確かめてから悠達は病室へと戻った。
病室へ戻ると、
高「いや~律、お前わかってるな!さすがだ!」
律「いやいや潤の方もわかりすぎるって。光希のこと。」
高「どうだかな。慣れてはきた気がするけどな。でもたまに思いもしないことするからなそれが怖い。」
律「あっ!わかる。見てるこっちがハラハラするやつ!」
光「・・・・・・。」
すっかり打ち解けた様子の律樹と高木。そしてそんな2人の会話を不服そうな顔で聞く光希の姿があった。
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