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鈴「ありがとうございます。あっ、後ですね、律樹君に最初会ったときに渡した名刺を今持っていますか?」
鈴が思い出したようにそう聞くと、
律「はい、持ってます。」
律樹はそう言うと、財布を取り出しその中から名刺を出すと鈴に渡した。
鈴「ありがとうございます。これも回収させてもらいますね。」
鈴は名刺を受け取るとそう言いながらそれをポケットに収めた。
そして、
鈴「次の話は律樹君との話なので光希君と高木君はゆっくりしていてください。」
と光希と高木に声をかけた後、
鈴「今回の依頼金の話をさせてもらいます。」
律樹の方を向いて鈴がそう言った。
すると、
律「はい。話がないのでどうしようかと思っていたんです。」
ほっとした様に律樹が言った。
鈴「すいません。最初にした方がよかったですね。」
まさかそこまで気にしているとは思っておらず、律樹の安堵した様子に申し訳なさそうにそう言った鈴。
律「いえ、大丈夫です。私が勝手に思っていただけですから。それよりも話の続きをお願いします。」
鈴「はい。では今回の依頼金ですが、最初に律樹君と決めた金額はありませんでしたよね?」
律「はい、ありません。鈴さん達が望む金額をちゃんとお支払いします。」
鈴の問いに律はきっぱりとそう答えた。
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