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それを聞いて、
律「あっ、そっか。」
と『それは思い付かなかった』という様に言った律樹に対し、
鈴(・・・ほらやっぱり悠の対処法じゃダメじゃないですか!)
と心の中で悠に対して文句を言う鈴。
そして、
悠(・・・やばいですね。ここから頑張ってください鈴!)
心の中で鈴に丸投げする悠だった。
そして、
律「じゃあ、鈴さん達に2万円を。残りを鈴さん達の先生へ渡してください。」
と言って律樹は封筒を再度、鈴に渡した。
鈴「・・・・・・なっ!」
鈴は受け取らない理由がなくなり、しぶしぶ封筒を受け取り中身を見て金額の大きさに驚いた。
鈴「受け取るにしてもこんな多くの金額をもらうことはできません。・・・少し待ってもらえますか?」
鈴は困り顔でそう言うと、
律「わかりました。」
お金を受け取ってもらって満足そうな笑みを浮かべながら律樹が頷いた。
そしてその返事を聞いた鈴は悠の方へ顔を向け、
鈴「悠、先生へ電話をしてください。」
鈴(人に丸投げなんて許しませんよ。)
と心の中で思いながら笑顔で言ったが、目は全く笑っていなかった。
そんな鈴を見て、
悠(うっ・・・思ってること読まれましたね。それにすごく怒ってますねぇ。はぁ・・・良い方法だと思ったんですけどね。あぁ、怖い。先生になんて言われるでしょう。)
と悠が冬慈から何を言われるだろうという恐怖から携帯に手が伸びずにいた。
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