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電話が切れた後、
悠「鈴、ちょっと。」
悠は鈴を呼び、冬慈に言われた事をそのまま伝えた。
それを聞いて、
鈴「はぁ・・・やっぱりそうなりますよね。まぁ、ここでぐずぐず言ってもどうしようもありません。とりあえず律樹君に納得してもらいますよ。もう確認終わったでしょう。」
鈴はそう言って悠を連れて律樹たちのところへ戻った。
そして戻ってすぐに、
鈴「今、先生と連絡をとりまして10万円はありがたく受け取らせてもらうとの事でした。」
鈴がそう言って封筒から10万円だけ抜き、それを返した。
が、
律「いえ、すべて受け取ってください。・・・実はその中に入っているのは私からだけじゃなくて光希の両親とうちの母親からのお金も含まれているんです。」
律樹は封筒を受け取ることを拒否してそう言った。
それを聞いて、
鈴・悠(やっぱりそうですよね。)
予想が当たり心の中で同時にそう思った鈴と悠。
鈴(だからと言って受け取るわけにはいきません。)
悠(受け取ったら後が恐ろしいです。どうにかして・・・ん!)
どうにか断らなければと思っていた鈴と悠だったが、悠がはっと何か思い付いた顔をし、
悠「すごく失礼なことを聞かせてもらいます。希有さん達からいくら預かりましたか?」
と申し訳なさそうに聞いた。
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