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律「・・・・・・。」 光希の言っている事が正しいとは理解していても頷けない律樹。 そんな律樹に、 光「はぁ・・・律がどんなにひどいことをされてもおじさんの事が心配なのはわかるよ。どんな親でも自分の親だからね。」 光希は呆れたように言った。 そして、 光「今回の事に手を貸してしまうほど追い込まれていたからそんな状態のおじさんをほっとくなんてできないと思ってるんでしょ?」 と聞いた。 その光希の問いに律樹は『コクリ』と頷いた。 光「だと思った。でもほっとくんだよ。それはおじさんが望んでいることでもあるんだから。」 律「望んでる・・・。」 光「そう。律がおじさんの近くにいたらおじさんまた同じ事を繰り返すってわかってるんだよ。同じ事を繰り返さないためにも離れる必要があると思ったんだよ。」 光希は律樹に言い聞かせるようにそう言った。 律「でもまだ何も話してないのに。挨拶だってしてないし。あっ、それに荷物だってあるし。」 このまま光希の許しがあるまで会わないという事はいやだと律樹は何とか会うための理由を考えた。 が、 悠「律樹君の荷物はまとめ次第家具以外を絢子さんの家へすぐに送るといっていました。だから家へ行く必要はありません。」 と悠が言った。
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