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槙「・・・という風にして最後締めくくって終わりました。今回も依頼金を多くもらってしまいましたがそれが原因で何か問題が起こるという事はないと思います。」
律樹の依頼を無事完了してから数日後。
報告するため、冬慈のもとへきた槙と識。
冬「・・・・・・・・・。」
槙「あ、あの先生、一応報告終わりです。」
無言でいる冬慈におそるおそる声をかける槙。
冬「・・・報告は聞かなくても大体わかっている。」
槙「ですよねぇ。」
冬「それよりもどっちの提案だ?お金を多くもらわないためにわしをだしに使おうと言ったのは?」
冬慈は早く答えろというオーラを出して槙と識を交互に見た。
すると、
識「槙です。」
冷や汗を流す槙の横で識が即答した。
それに対し、
槙(識だってそれで行こうって賛成してたじゃないか!)
ここで兄弟ゲンカをしても冬慈を怒らせるだけだと分かっている槙は文句を心の中で何とかとどめた。
識(否定はしなかったけど賛成もしてないからね。)
識は心の中でそう思いながら自分にとばっちりがきませんようにと祈っていた。
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