4188人が本棚に入れています
本棚に追加
/864ページ
それを聞いて、
槙「は、反省文ですか!」
識「学校で反省文なんて!」
槙と識は驚き、反論しようとした。
が、
冬「何か文句があるのか?学校で反省文くらい書けるだろう。反論は受け付けない。」
冬慈は2人の意見など聞く気はないため、そう言って立ち上がると部屋の隅に置いてあったホワイトボードを2人の前まで引っ張ってきた。
そして、
冬「ここにお前の行動を書いたものが貼ってある。」
と言ってホワイトボードをひっくり返した。
それを見た槙と識は、
槙・識『!!』
ひっくり返ったボードにびっしりと貼られていた資料の量に驚いた。
そんな2人を、
冬「まずは結論から言うぞ。」
全く気にすることなく、話を続けようとする冬慈。
槙「ちょ、ちょっと待って下さい!」
識「メ、メモ帳!」
槙と識は冬慈に『待った』をかけ、慌ててカバンからそれぞれメモ帳を取り出した。
メモを取り出しながら、
槙(最初から容赦がない!)
識(反論しても全く聞いてもらえない!)
冬慈の容赦ない様子に心の中でそう叫んだ。
が、
槙(まぁ、確かに今回の俺達はそれくらい最悪だった。)
識(でも、それも自業自得だよね。)
とも思っていた。
最初のコメントを投稿しよう!