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槙と識がメモ帳を手にしたのを見て、
冬「話始めるぞ。」
と言って話を再開した。
冬「結論から言うと、全体的に無駄が多い。ここ、2人で行動しなくても良いだろう。1人はここで、もう1人は別行動できただろう。」
槙「確かにできたかもしれません。でも、先生いつも2人で行動しろと・・・。」
冬慈の言葉に槙が反論した。
が、
冬「確かに2人で行動をとは言った。だが、それは場面によって臨機応変にしろとも言っただろう。それに、識なら1人でも大丈夫だっただろう。」
槙の言葉を途中で遮り、冬慈が呆れたようにそう言った。
識「確かに俺1人でも良い所はあったかもしれないです。でも、もしの事を考えるとどうしてもできる限り2人で行動を。と思ってしまうんです。それに意外と槙が突拍子もないことしでかすし。」
識がそう言うと、
冬「まぁ、それも一理あるといえばあるな。」
冬慈が頷き賛同した。
そんな2人のやり取りを聞いて、
槙「2人してひどい。」
と槙が不服そうに言うと、
冬「思い当たることがないとは言わせないぞ。突拍子もない行動してわしに何回叱られたと思ってるんだ。」
識「そうだよ。覚えてないとは言わせないよ。」
と2人に言い返され、
槙「うっ・・・。」
色々と思い当たることがある槙は何も言えず、うなだれた。
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