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そんな槙に、
冬「槙、お前の直すべき1番の点は突拍子もない行動をしないようにすることだな。一見、識の方が頼りないように見えるが、何をするかわからない分お前の行動の方がタチが悪い。」
と冬慈が容赦なくそう言った。
それを聞いて、槙はさらにうなだれながらも何とかメモを取った。
槙の横では識が冬慈の言葉に『うんうん。』と頷いていた。
そんな識に、
冬「『うんうん。』頷いているが識、お前は突拍子もない行動はしないが自分の事を過信しすぎているところがある。だから軽はずみな行動が多い。今の所何かあったわけじゃないが今のままの行動を続ければいつか取り返しのつかないことになるぞ。慎重に行動することを覚えろ。それに2人で考えてはいるようだが、槙任せの部分が多い。もっと自分で考えるよう心がけろ。」
冬慈がそう厳しい口調で言った。
その冬慈の意見が的を得ているため、
識「はい。」
識も何も言い返すことができず、返事をして槙と同じようにうなだれながらメモを取った。
そして自分の言ったことで『ズーン。』と沈んでいる2人を見て、
冬「さてここからが本当の反省会だ。」
冬慈がそう言った。
それを聞いて、
槙・識『!!』
もう反省会は始まっているものと思っていた2人は驚き、
槙・識(まだ始まってなかった!?)
と声に出すと怒られると分かっている2人は心の中で叫んだ。
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