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それから約5日間、こってりと冬慈にしぼられた槙と識。
冬「今回の依頼は確かにお前達だけでは無理だったかもしれないが、それ以上に内容が悪すぎる。それはわかっているな。」
槙「はい。」
識「考えの甘い部分が多くありました。」
槙と識はそう返事したが、げっそりとした顔をしていた。
それを見て、
冬(そろそろ限界か。)
冬慈はそう思った後、
冬「今回の反省を次にしっかり生かせる様に、頭に叩き込んでおけ。」
と締めくくる様にそう言った。
そして、
冬「今回はこれからくらいで勘弁しておく。」
という冬慈の言葉が聞こえた瞬間、
槙・識『お、終わった~!』
と喜びの声を槙と識は同時に上げた。
そして、
槙・識『ご指導ありがとうございました。』
とお礼を言い、
槙「あぁ~、よかった。これ以上続いたら死ぬかもって思いましたよ。」
識「同じく。はぁ・・・甘いものいーっぱい食べたい。」
槙と識はその場に『ゴロン』と転がってそう気の抜けた声で言った。
それから少しの間、地獄の説教が終わった喜びをかみ締めながらゴロゴロしていた。
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