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すると、ゴロゴロしている2人の下に、
清「はぁーい。2人ともお疲れ様!」
と言って清美が部屋へ入ってきた。
入ってきた清美を見て、
槙「あっ、清美さん。今回も色々とありがとうございました。」
識「ありがとうございました。」
2人はすぐに体を起し、お礼を言った。
お礼を言ってすぐ、
識「甘いにおいがする。」
識が目ざとく清美の持っている大きな箱を見てそう言った。
そんな識に、
槙「はぁ・・・。」
槙は呆れたようにため息を吐き、
清「ふふ、さすが識ちゃん。絶対に疲れてると思ったから甘いもの持ってきたのよ。識ちゃんの大好きなシュークリーム。」
清美は笑いながらそう言って机の上に箱を置いた。
識「うわぁ!ありがとう清美さん!すーっごく甘いものが食べたかったんです!」
識がそう言って箱に飛びついた。
清「どういたしまして。たくさんあるからみんなで食べましょう。」
槙「あっ、俺お茶入れてきます。識、まだ食べるなよ。」
槙はさっそく箱をあけ、よだれをたらしそうになっている識にそう声をかけて立ち上がろうとした。
そんな槙に冬慈が、
冬「わしがやるから良い。お前達はそれ食べながら清と話でもしていろ。」
と言った後、
冬「識もだがさっきからお前も視線は箱の中に向いているぞ。」
ニヤリと笑ってそう付け加え、槙の返事を聞くことなく台所へと消えた。
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