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そして冬慈が台所に行った後、
槙「識まだ待て!先生来るまで我慢だ。」
冬慈の許可が出たためシュークリームへ手を伸ばす識に槙がそう言った。
識「えぇー!先生良いって言ったよ。」
識は不満そうな顔を前面に出し、もう待てないというオーラを発した。
そんな識に、
清「ふ、ふふふ、た、食べていいわよ識ちゃん。冬ちゃんだって良いって言ったんだから。ほら、槙ちゃんも食べちゃいなさい。」
耐えられないというように清美が笑いながらそう言った。
識「そうですよね!いただきまーす!」
清美の言葉を聞くと、識はそう言ってすぐにシュークリームを手に取り、思い切りかぶりついた。
槙「はぁ・・・。」
槙がそんな識を見てまたもため息を吐いた。
そんな槙に、
清「ため息ばかり吐いてちゃだめよ槙ちゃん。ほら、食べて。」
清美はシュークリームの入った箱を槙のほうへ向けた。
槙「じゃあ、いただきます。」
槙もそう言ってシュークリームを1つ手に取り、かぶりついた。
そして、
槙「おいしい!」
識「うん!すっごくおいしい!今までで食べたので1番おいしいかも!」
槙・識『清美さんありがとう!』
識も槙もあまりのシュークリームのおいしさに満面の笑みで清美にお礼を言った。
そんな2人の姿を見て、
清(相当疲れたのね。識ちゃんもだけど槙ちゃんがここまでおいしそうにうれしそうに食べるなんて。ふふ、かわいいわぁ2人とも。)
清美は心の中でそう思っていた。
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