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冬「忘れているなら放っておこうと思っていたが、思い出したなら話すか。」
冬慈はふと笑ってそう言った。
槙・識『はい!お願いします!』
2人は聞きたいと思う気持ちを込めて返事をした。
心の中で、
槙(あの人と似ていると言われるとすっごいいやだ。)
識(何がどう似ているのかわからないと似ているなんて思えない。)
と思いながら。
冬「話と言ってもそんなに長い話はしないぞ。あと何を期待しているのか知らないがそんなにたいした話でもないぞ。」
2人が発しているピリピリとしたオーラに冬慈は呆れたようにそう言い、
冬「『黒煙屋』の前店長はわしと共に『納得屋』を開業した男ということだけだ。」
と続けて言った。
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