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冬慈がサラリと言った言葉に、
槙・識『・・・・・・えぇー!!』
槙と識は驚きで顔をポカーンとさせた後、大声で叫んだ。
そんな2人の叫び声に、
冬「うるさい。もう少し静かに驚けないのか。」
清「思っていた通り。良いリアクションだわ。」
冬慈は顔をしかめて耳をふさぎ、清美は耳をふさぎながら笑った。
そんな冬慈達に、
槙「『もう少し静かに』なんて無理ですよ!だ、だって俺達初耳ですよ!俺達ずっと先生は1人でやってきたんだと思ってましたよ?!」
識「そ、そうです!だって共同でしていたなんて一言は言わなかったじゃないですか!というか清美さんも知ってたんですか?!」
槙と識が動揺して身を乗り出しながらそう聞いた。
その問いに、
清「もちろんよ。冬ちゃんとは長い付き合いだもの。」
冬「お前達は知らないの当たり前だ話してないんだからな。まぁ、別に隠していたわけじゃないがな。ただめんどくさかったんだ。」
清美と冬慈は2人は対照的に淡々とそう答えた。
その答えに、
槙「隠していたわけじゃないって、それなら教えてくださいよ。めんどくさかったのかもしれませんけど!」
識「そうですよ!それに資料とか見てても先生の名前しか見たことないですよ。」
槙と識は不服そうな表情を浮かべてそう言った。
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