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すると、
清「・・・そうね。あの人今、28歳だから冬ちゃんと決別した時にはまだいなかったはずよ。」
清美は分厚い手帳をカバンから取り出し、ぺらぺらとめくりながらそう言った。
冬「そうか。」
冬慈が清美の言葉を聞いてそう頷くのとほぼ同時に、
槙・識『28!?』
と槙と識が驚きの声を上げた。
そして、
槙「そ、それ本当ですか?!」
識「とってもそんな歳には見えなかったんですけど?!」
『信じられない』というように2人はそう言った。
清「う~ん。私の情報が間違ってなければだけど、大丈夫間違ってないことは保証するわ。じゃあ、ざっと経歴を話すわね。」
清美はそう言って『黒煙屋』店主、黒堂龍埜の経歴を読み上げた。
それを聞いて、
冬「うむ。確かに歳は28であっているようだな。」
と冬慈が言い、
槙「やっぱり清美さんすごい!」
識「うん!もう『黒煙屋』の事をそんなに調べてるなんて!」
槙と識は清美に尊敬のまなざしを送りながらそう言った。
そんな2人に、
清「そんなすごいことじゃないわよ。まぁ、本人が言っていた事だから今言ったことに間違いはないはずよ。」
『フフフ。』と清美は笑って言った。
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