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それに、
槙・識『へっ、本人?』
『えっ?』と不思議そうな顔をしてそう言った槙と識。
すると、
ガラッ!
と障子が勢いよく開き、
?「おい、俺はいつまでここで待たないといけないんだおばさん。」
と言いながら1人の男が部屋へ入ってきた。
槙・識『??』
いきなり入ってきた男にびっくりしたがそれよりも見覚えのない顔の男に槙と識は困惑したように清美を見た。
そんな2人に、
清「ふふ。さっき言ったでしょ。本人に聞いたって。」
清美は楽しそうに笑いながらそう言った。
それを聞いて、
槙・識『!!?』
槙と識は目を見開き、もう一度入ってきた男の方へ顔を向けた。
そして、
槙(え・・・えっ?!こ、こいつが『黒煙屋』の店主、黒堂龍埜?!これが本来の姿・・・今まで見てきた姿と違いすぎる声も。あんなに完璧に化けられるものなのか。)
識(うわぁ。姿が全然今まで見てきたの違う。というか、この姿なら28っていうのも頷ける。けど、何かすっごく悔しいな。)
と心の中で敗北感を味わう2人だった。
が、
槙・識『って何であんたがここにいるんだ?!』
とはっと我に返り叫んだ。
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