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その2人の叫びに、
黒「あぁ?何でといわれても。俺の情報と本来の姿を見せたらここへ連れてきてやるってそこの情報屋が言ったんだよ。というか、お前達もそこそこ見た目変えてたんだな。おっ、1人はやっぱり女装だったか。」
そう答えた後、槙と識の事をマジマジと見てそう言った。
それを聞いて、
槙・識『!!』
自分達が今、素の状態なことを思い出し、
槙「せ、先生・・・。」
識「ど、どうしましょう?」
動揺を隠せず、助けを求めるように冬慈の方を見た。
冬「はぁ・・・お前がここへ来ると聞いて嫌な予感はしていたんだ。わしらを売ったな清。」
冬慈はため息を吐いた後、呆れたように清美を見ながらそう言った。
清「売ったなんて人聞き悪いわよ冬ちゃん。見てよ、ちゃんとこっちも素にさせてきたし、経歴だって分かったんだからおあいこでしょ。」
清美はニヤリと笑ってそう言い返した。
その清美の笑みに、
槙・識(・・・今の清美さんの顔、楽しんでる時の先生と同じ顔だ。)
槙と識は恐怖でブルッと身震いした。
そんな2人に気付いているがかまうことなく、
冬「まぁ、それはそうだな。だが、そいつのそれが本来の姿ではなかったとしたらどうする?」
冬慈はそう清美に聞いた。
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